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zoom RSS 京都の山 − そうだ 京都、行こう ・ 京都一周トレイル(東山その2) −

<<   作成日時 : 2011/10/29 07:28   >>

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■山行きの日:2011年10月8日(土)
■山:京都市トレイル:東山(そのA大文字山)
■目的:京都市内一周トレイル
■ルート:蹴上駅(11:00)−大文字山(12:30−13:50)−銀閣寺(14:20)
■メンバー:夫婦

世間では秋の三連休、山仲間は北アだ、南アだ、白山だと忙しそう
そんな中、我が家は、夏の北アルプスを台風によって断念したぶんを挽回!
と思いきや、事情もあって夫婦でお出かけは、今日のこの一日だけとなった

お父ちゃん?お弁当作ってくれるんやったらお山付き合ぉてもエエで

お山付き合ぉてもエエで?
ってかさ、毎回のことだが、素直にどこか連れてってと言えないのか?ん?
弁当作ってくれたら、だ?そうやって何でもかんでも、言えばやると思うと大間違いだぞ?ん?





急に言うから、こんなんしか出来きへんかったぞ
お父ちゃんキュウリのカット雑やなあぁ、ま、エエわ。コーヒー用のお湯も沸かしてポット持ってってや

ま、エエわ・・・?
独り早起きして、作らせておいて、それ?その上お湯を沸かせて持って行け?ん?
ったく、言えばなんでもすると思うと大間違いだぞ?ん?

えーっと、ポットはアレかぁ?やっぱり、でかい方かぁ?
当たり前やんかぁ、あ、ミルク忘れんといてやー、お味噌汁もやでーっ
(´・ ω・`)





例によって、前日の夜に唐突に、突然に、そして適当に行き先は決まる
春に続いて、京都市内一周トレイル第二段、東山の続編だ
今回もゆるゆるハイク、地下鉄蹴上駅から大文字山へ登り、銀閣寺へ下り哲学の道を散策
と、ほとんど観光ルートのようなものだ、なんて気楽に構えて歩き始めたのだが
厳しい残暑に思いも寄らぬ滝汗





あ、箸!ワリバシ忘れたし、あー、参った
ヴぇーっ!どーするんお父ちゃん(怒)、今日何しに来た思うてるん(怒)
いや、鬼ヨメよ、京都市内トレイルを歩きに来たんだぞ?ん?





大文字山
標高、たった466m、なのに季節はずれな陽気は樹林の影をも越えて
容赦なく降りそそぎ、風はそよとも吹かず、粘土質の足元は滑り・・・

こ、こんなキツイ山て、聞いてへんし、お父ちゃん!だましたやろ(怒)、箸無いし(怒)
って、何をどう騙すのだ鬼ヨメよ?ん?

やっと登りきったあたり、西方向の樹林が開け、市内の展望が覗く
そこからは、軽いアップダウンを繰り返しながら、北上して進む
と、広場状な場所に、ぽんっ、と出る、山頂だ





で?お父ちゃん?どーするん、お弁当
まぁまぁ。ぷりぷりせずに、ほら、ロング缶2本も持って来てやったぞ?飲め飲め
んご、んご、んご、ごきゅん、ぷっふぁー
ステーキは、指で摘まんで〜、出汁巻きも、指で、と。サラダは、こうやって、レタスで包んで、と。
箸無くてもイケるやん♪
ほら、飲ませばご機嫌さんだ、単純なヤツめ

しゃーないなぁ、ご飯はおにぎりにしてやるわ、な?
鬼ヨメはザックにいつも数枚入れてる薄い透明ビニール袋を両手に手袋にして適当なおにぎりを作る

良かったなぁ、お父ちゃん、おにぎり食べたいて、よー言うてるやん、ほれ、おにぎり
あぁ、私が食べたかったのは、こんな味もそっけもないご飯の塊じゃなくて、その、あの
あぁおいおい、ご飯の塊に、柴漬けねじ込むなよ、とほほ





そんなステキな?ランチタイムを終えると、広場を抜けて進む
と、突然視界が広がり、急な階段で下りとなる





わーっ、京都?これ全部京都市内?
これでもか、とばかり足元にパノラマ状に広がる京都市内の展望に歓声





火床には今もこの夏の送り火の灰が残る

きっとな、これが大の字の横棒やな、でもって、こう払って、こう、な?
いやいや、違うでお父ちゃん、それやったら向きがヘンやし、大じゃなくて、丈やで?

ワケの分からない者同士の、これまた意味不明な会話にシビレを切らせた老人がやって来た
こう、こう、こう、な?これで大、分かったか?

二人とも見方が違ってたようで・・・





火床の間の階段を下りきると、また階段、これは登りは苦しいだろうな
その階段も下りきると、銀閣寺と書かれた門

なんやお父ちゃん、寂れた銀閣寺やなぁ、これニセもんちゃうん?
鬼ヨメよ、それはニセもん、じゃなくって裏門だぞ?寂れてて当然だ







向月台(こうげつだい)、銀沙灘(ぎんしゃだん)、錦鏡池(きんきょうち)
読めない漢字の名称が並ぶ
砂の一粒にまで張り詰めた緊張感





苔むす庭園を庭師の方が丁寧に整備する姿、まるで落ち葉の一枚まで愛おしむかのよう
その姿までもがこの素晴らしい庭園の一部となっている
銀沙灘の砂の一粒にまである緊張感、そして、この暖か味のある苔の庭との対比
わび・さびの世界に浸る





お父ちゃん、あのコロンビア人な”ワビィ、サビィ”言うてはるで、よー知ってるなぁそんな言葉
ってか、あの人コロンビア人て何で分かった?
あの顔とヒゲ見てみ?あれはコロンビア顔やねん、あれは間違いないで、コロンビアヒゲやわ

あぁ、もう、私のわび・さびが・・・





銀閣寺を出ると琵琶湖疎水に沿って南下
哲学の道だ

意外と人が少なく、静かな静かな小路
疎水沿いを流れる緩やかな風には古都の秋の香り
2キロある哲学の道、その中間辺りのカフェテラッツアァのテラスでコーヒータイム





さて、蹴上駅まで戻る方が近いけど、出町柳までぷらぷら散歩とするか
白川疎水に沿って今出川通、京都大学が近づけば、学生街の香り、ずんずん歩くと百万遍交差点
花村蔓月の自伝小説 『 百万遍 古都恋情 』 で、この辺りを歩くシーンが多く描かれてたっけ
百万遍を横切るのは東大路通だ、東大路通か・・・今となっては懐かしくも感じる名前





東大路通から下って下って九条通、そして九条油小路・・・その先で過ごした2年間
いろんなものに裏切りられ、いろんなものを失った2年間

我が家は、ある事情から”京都は鬼門”と決め付けてて、長年、夫婦で遊びに来たことすらない
そのことを思い出してるうちに、ボーッとしてて東大路通を右折してたようだ

あれ?あぁ、ごめん、オレ道間違えてるわ、ちょっと遠回りになったな
お父ちゃん、街でも遭難するねんなぁ




思わぬ静けさに包まれたハイキングとなった一日の終わり
陽が暮れ始めた京の街を二人言葉少なに歩く
住宅街を出町柳に抜けるとき、ふと振り返ると大文字が見えた
その街から見上げる姿に、古都に包まれたような、深い郷愁にも似た感覚に立ち尽くす
何故だろう
昔この街で失ったもの全てが許せるような、何かが熔け落ちるような気がした

ほら見てみ、歩いてた大文字やで
あぁほんまや、ちゃんと大の字見えてるやんかぁ、こんな景色見た事ないもんなぁ

あのな、京都な・・・いろいろあったけど、こうして歩くのもエエな
私もな、今思うててん、京都、エエな♪

何も無い路地裏、その家並みから灯りが漏れ始めるまで大文字を見ていた


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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
まいどです!
大文字山の火床からの眺めは本当にいいですよねー
いつもながら〇嫁さんとの会話がオモロ過ぎます(半分ネタ?)
紅葉が見頃の京都は恐ろしいほどの人で溢れかえりますな、クワバラ和男
blueeyedsoul
URL
2011/10/30 07:56
スーさんがお作りになったお弁当を更に奥様がおにぎりにって!
素晴らしい二人三脚じゃないですか!!
お弁当の写真を見ているとママリンが近付いてきて「美味しそうやなぁ!」
「これスーさんが作ってはるんやで。」
「ふーん(イイなー)、お父さんも少しは料理覚え!!!」
って、
古い出来事がなんとなくお許しになられたようで良かった良かった。
“すぎちゃん”
URL
2011/10/30 14:10
>ソウル先輩

そうそう、このネタ、いつ披露しようかと
って、なんでやねんw( ̄ー ̄)
京都ね、まぁ一年中多いのではないでしょうか
和歌山からは遠いでしょうね
スロトレ
2011/10/30 22:14
>すぎちゃん

>素晴らしい二人三脚じゃないですか!!

そい来ましたかw( ̄ー ̄)
おにぎりって・・・まぁ、おにぎりとも言えますが(涙
たまには、すぎちゃんも、奥様に手料理なぞ♪
スロトレ
2011/10/30 22:15
そう、和歌山から遠い遠い京都
京都の街をぶらり散策なんて思いもよりません
こうして、わびさびの世界に浸るお二人の姿と
楽しげな会話を読ませて頂くだけで十二分に満腹です
hanasaku
2011/10/31 10:10
>hanasakuさん

>楽しげな会話を読ませて頂くだけで十二分に満腹です

こんな超プライヴェートな日記
そこまで褒めて頂くと、世辞でも嬉しいですよ♪
スロトレ
2011/10/31 23:13
京都市街を見下ろすハイクいいですね!
突然決まった割には、お弁当の豪華な事
哲学の道、懐かしい
このコース好きなんです。
関西出張の折には早朝よく散歩しました。
カメラアングル相変わらず素敵です。
たそがれ清兵衛
2011/11/09 12:09
>たそがれ清兵衛さま

哲学の道、なんてこと無い道ですが
そこがいいのかもしれませんね
私も好きになりました
カメラアングルですか?
いつも適当に撮ってますので(苦
スロトレ
2011/11/14 22:50

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